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インターネットブラウザーのFloorpに、独自実装されている機能の制限をかける。

Firefoxから派生したブラウザに、Floorpというものがある。

floorp.app普段はFirefoxをメイン、Chromeをサブに使っているんだけど、Firefoxと同じエンジンの派生ブラウザも試してみたくなり、しばらく使っていた。

基本中身はFirefoxなので、カスタムCSSもuser.jsも同じ手続きで使えるのだけど、一つだけどうしても困った機能があった。

最初から独自機能としてビルトインされているタブツリーなんだけど、これが有効の状態だと、どうしてもリンク先を新しいタブで開いたときの挙動が、困ったことになる。

普段はタブバーを表示して、そのタブバーの上で複数のタブを管理しているのだけども、タブツリー機能があると、そちらの処理が優先されてしまい、

新しくタブを開いた時に、ツリー上での親タブの下位に開くため、通常のFirefoxとは違う振る舞いになることがある。

タブバーでは、1,2,3,4,5とタブが並んでいた時に、2のタブで新しいタブを開いた場合、1,2,6,3,4,5となってほしいんだけど、

タブツリー上でもしも3タブが2タブの子になってたりすると、新しいタブを開いた場合に、1,2(3),6,4,5と、タブバー上での順番が変わってしまう。

これがどうにも気持ち悪いので、タブツリーの機能を切ってしまいたかったのだけど、Floorp側にそういう設定項目がない。

 

config:aboutで思いつくワードを放り込んで、片っ端からfalseにしてみたりしたんだけど、これは効果がなかった。

次にHelp->他のトラブルシューティング情報を見てみると、「Floorp の機能」の項目に、Floorpにビルトインされている独自機能の一覧があり、その中にタブツリーの機能名(Tree Style Tab - ツリー型タブ)もあった。

で、これを削除してFloorpを再起動したところ、タブツリー機能が見事に停止していたので、一安心ということになった。

 

しかしこの機能はFloorpの売りの一つだろうから、それを停止させるくらいなら最初から使うなよ。という気はしないでもないけれど。

 

「Floorp の機能」の一覧にある機能は、プラグインの形で"C:\Program Files\Ablaze Floorp\browser\features\"の中に放り込まれている。

そこで、いらない機能をそのディレクトリから移動か削除してしまえば、任意に機能を停止させることができる。

例えば、Floorpを一旦閉じてから、"C:\Program Files\Ablaze Floorp\browser\features\treestyletab@piro.sakura.ne.jp.xpi"を取り除いて再起動したときには、タブツリー機能を停止させることができた。

 

この機能を作った人ごめんなさい。でもおかげさまで、他に気になる点もなく、このブラウザを利用できるようになった。